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セミナー名

オープンソースソフトウェアの法的諸問題
基礎から最新動向、日常業務へのヒントまで

概要

 オープンソースソフトウェア(OSS)は、世界的企業のオープンクローズ戦略の主役として華々しく取り上げられることがあります。例えば、2017年のモバイル OSの世界シェアは、Androidが7割、iOSが2割と、AndroidがiOSを圧倒しています。これには、GoogleがAndroidのソースコードを公開(=OSS化)し、普及を促したことが大きく影響したことは周知の通りです。

 一方、あらゆる業種の企業の日々の企業活動にも、OSSは不可欠の存在になっています。製造業では機械の制御部分のソフトウェア、サービス業ではオンラインサービスに利用するソフトウェアなど、伝統的なITベンダー以外の業種についても、OSSは既に日常的に使用されているのです。

 この点、OSSは無償で公開されているものではありますが、無条件のものではなく、各OSSの要求するライセンス条件を遵守する必要があります。遵守されない場合には、著作権侵害、ライセンス違反を理由に訴訟提起されるおそれ、自社のソースコードの改変部分の開示を強制されるおそれなどがあります。実際に米国等では、制御部分にOSSを使用した機械の製造者や販売者に対する訴訟も多く提起されており、今後日本の製造業、小売業にとってもOSSに関する紛争は対岸の火事ではありません。

 もっとも、OSSを利用しない企業運営は、ますます現実的ではなくなっています。したがって、リスクを恐れてOSSの利用を手控えるのではなく、ライセンスの要求事項を遵守した上でOSSを活用して行くことが、日本企業の今後の生き残りには必須といえます。

 本セミナーでは、OSS利用企業(=ほぼ全ての業種)の法務知財担当者向けに、OSSの基礎から法的諸問題、最新の紛争事例、動向と共に、ライセンス違反を防止するための日常業務へのヒントを取り上げます。

 

 <プログラム>

 

1 OSSの基本知識

 ・OSSの歴史と定義

 ・主要OSSとそのライセンス内容

 ・企業のOSS利用と戦略の現況

 

2 OSSの法的諸問題

 ・OSSの法的性質

 ・OSSライセンス違反時の効果

 ・PL法との関係

 ・紛争解決場所と準拠法

 

3 OSS対策の実務

 ・過去の紛争例

 ・実務上の対策

 

開催日

2018年12月18日(火)

開催時間

09:45~11:45 (受付開始 9:30~)

会場名

トスラブ山王健保会館 (2階会議室)

会場所在地

〒 107-0052
東京都港区赤坂2丁目5−6 トスラブ山王健保会館

 

【アクセス】
※地下鉄銀座線・南北線 「溜池山王駅」 10番出口より 徒歩3分
※地下鉄千代田線 「赤坂駅」 2番出口より 徒歩5分
※地下鉄銀座線・丸ノ内線 「赤坂見附駅」 10番出口より 徒歩7分

講師名

岩井久美子 氏(曾我法律事務所 弁護士)

 

2008年弁護士登録。曾我法律事務所所属。2008年より2011年まで中国(北京・上海)にて勤務。2011年より2014年まで特許庁の独法である工業所有権情報研修館へ出向。2015年よりフィリピン、タイを中心とするASEAN業務にも従事。一般財団法人ソフトウェア情報センター(SOFTIC)「中国における知的財産権問題等に関する検討委員会」、「IoT時代におけるOSSの利用と法的リスクに関する検討委員会」委員。国家試験知的財産管理技能検定委員。山口大学大学院技術経営研究科非常勤講師。慶應義塾大学大学院法務研究科助教(~2015)。
監修書籍に「OSSライセンスの教科書」(上田理著/技術評論社)。その他論文、講演多数。

受講料

17,000円(税別)

参加費は事前に銀行振込にてお支払ください。

お振込み先情報は受講票メールにてお知らせいたします。

参加費の振込み手数料はお客様のご負担にてお願いします。

定員(名)

30

主催・協力

主催

レクシスネクシス・ジャパン株式会社 / ビジネスロー・ジャーナル

問い合わせ先

レクシスネクシス・ジャパン株式会社
ビジネスロー・ジャーナル  広告・出版部セミナー担当
Email: seminar@lexisnexis.co.jp

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